スイスフラン暴落の原因て何？

ちょっと前にスイスフランが暴落して痛手を被った方も多かったんではないでしょうか？

ところで、一体何が原因だったんでしょうね？

ちょっとニュースを見てみると…



その原因はスイス中銀が約３年前に景気悪化とデフレ懸念を背景にして

「スイスフランの対ユーロの１．２０フラン以下は絶対認めない。もし下回れば無制限介入する」

という発言したことにより暴騰…つまり、驚異的なスイスフラン安になってたんですね。

つまり、スイスフラン高になれば、スイス中銀が無制限に介入して１．２をキープすると言ってた訳です。

その当時は、ユーロ圏の債務危機を背景に、安全通貨とされるスイスフラン買いが活発化したわけです。

ところが、今月１２日に、スイス中銀のダンティーヌ副総裁が

「フラン上限について、今後も主要な金融政策手段」

と既定路線を維持する方針を示したばっかりだったにもかかわらず、一転

３日後の１５日に

「スイスフランの対ユーロの上限、１ユーロ＝１．２０フランを廃止する」

と発表したわけです。

これで市場は完全に意表を突かれた形となり暴落したというわけですね。




この措置に対してスイス中銀は

「この例外的、かつ一時的な措置は、スイス経済を深刻な打撃から守った。」

と言っていますが…

実際に市場の個人投資家は信じられないほどの損失を抱え、大手ＦＸ業者が破綻に追い込まれる非常事態…

スイスフランショックが第二のリーマンショックの引き金にならないことを祈るばかりです。

---

スポンサーリンク

---